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エンジニア体験談

【Web系】エンジニア夜勤の実態【体験談・メリットデメリット】

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ホワイトボードで説明する三年坊主

こんにちは。投資エンジニアの三年坊主(@SannenBouzu)です。

今回は、初めて夜勤に参加することになったエンジニアの疑問に答えます。

エンジニア
エンジニア

え、エンジニアって夜勤とかあるの?夜通し起きて生活リズムが狂いそうだけど大丈夫かな。仕事内容はどんな感じ?夜勤の少ないエンジニアを目指した方がいいかな・・・?

・・・まさに駆け出しエンジニアだった自分が発した心の声。

普段は日中に働いているんですが、「担当するサービスの都合でたまに夜勤がある」というのは、「Webアプリケーションを自社開発するエンジニア職種」を選んだ時点では意識していなかった誤算でした。

この記事では、不定期の夜勤を何度か体験して感じたメリット・デメリット、夜勤の少ないエンジニアになる方法を紹介します。

 

この記事はこんな方におすすめ!

  • エンジニアの夜勤って実際どんな感じなのか気になる方
  • エンジニア夜勤のメリット・デメリットを知りたい方
  • 夜勤が嫌だ・・・夜勤の少ないエンジニアになる方法を知りたい方

 

エンジニア夜勤の実態を紹介します【体験談】

ああ来週も夜勤か・・・

エンジニア夜勤の体験を踏まえて、不定期で夜勤に参加する場合のスケジュール・生活リズムと夜勤中の仕事内容を紹介します。

 

スケジュール

おおきく分けて、休日に出勤して平日に振替休日をとる「①休日夜勤」と、平日2日で2日分働く「②平日夜勤」を見ていきましょう。

 

①休日夜勤

  • (土曜)23時台出社
  • (日曜)0時頃から作業
  • (日曜)朝〜昼ごろに帰宅
  • (平日)振替休日

 

②平日夜勤

  • (1日目)午前出勤
  • (1日目)午後休み→自宅で仮眠
  • (1日目)23時台出社
  • (2日目)0時頃から作業
  • (2日目)昼ごろ帰宅

 

「②平日夜勤」は、12時間くらい連続で働くので、(途中で休憩があるものの)つらかったですね・・・。

1日目に0.5日分、2日目に1.5日分働いていることになるのですが、「勤怠時間の帳尻を合わせるのはそんなに重要なことだろうか?」と内心モヤモヤしていました。

 

生活リズム

生活リズムはやはり狂いました。

時差だけでたとえるなら「日帰りでアメリカ(ニューヨーク)に行って仕事して帰ってくる」ようなつらさがありますからね・・・。

普段10時に始業する人なら、こんなイメージですね。

 日本ニューヨーク (-14時間)
日勤の始業時刻10:00 (2018/9/30(日))20:00 (2018/9/29(土))
夜勤の始業時刻0:00 (2018/9/30(日))10:00 (2018/9/29(土))

 

さらに、平日夜勤の場合、月曜深夜(〜火曜早朝)に夜勤が入ると、水・木曜あたりは日中ずっと眠気を感じて仕事の効率が落ちていた気がします。

 

※「有給を使って体内時計リセット」できなくもないですが、夜勤後に問題がないか監視したり、普段の仕事を進めたりする必要があることも多く、有給を取りにくいと感じる時もありました。

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夜勤中の仕事内容

※稼働しているサービスに何らかの変更を加えるために夜勤をすることが多かったので、その前提で書いています。

  • サービス監視停止
  • サービス停止
  • 新機能を一般公開/バグの修正
  • サービス再開
  • サービス監視再開
  • トラブルが発生すれば随時対応
  • 空き時間は夜勤と関係ない普段の仕事を進める、など

 

以上、不定期で発生する夜勤に参加した場合のスケジュール・生活リズムと、夜勤中の仕事内容を紹介しました。

 

エンジニア夜勤を体験して感じたメリット・デメリット

自分たちのいる場所だけ明かりがついている深夜のオフィス(イメージ)

 

エンジニア夜勤のメリット

  • メリット①:割り込みが入らない
  • メリット②:明るいうちに気分よく帰宅できる
  • メリット③:日の出を見れたりする

 

メリット①:割り込みが入らない

夜勤担当のエンジニア以外は会社にいない(そもそも起きていない)ので、ミーティングも緊急の問い合わせもありません。

いい意味で、オフィスで感じがちな「見られてる」緊張感がほとんどないので、空き時間には担当プロジェクトの作業もはかどります

 

メリット②:明るいうちに気分よく帰宅できる

気が向いたらお出かけもできました。

特に平日夜勤のあとは、混んでいない温泉やマッサージに行くのもいいですよね。

帰宅するにしても電車が混んでいないので快適です。(電車が混んでいないメリットは出社時もありますね。)

 

メリット③:日の出を見れたりする

おまけみたいな話ですが、きれいな日の出を見れたので写真を撮ったりしていました。 10年以上ぶりに見た日の出がオフィスからとは・・・。

 

エンジニア夜勤のデメリット

  • デメリット①:生活リズムが狂う
  • デメリット②:稼働中のサービスを直接触るプレッシャー
  • デメリット③:トラブルが発生すると対応に追われて帰宅時間が遅れることも

 

デメリット①:生活リズムが狂う

すでに書きましたが、予想していた通り生活リズムが狂います。

夜勤明けの日はとても眠く、早めに帰宅しても「頭スッキリ!」とはなりませんでした。「自分の勉強がはかどる」というわけにもいかず、残念ですね。

 

デメリット②:稼働中のサービスを直接触るプレッシャー

初めて夜勤に参加したときには特に感じました。

サポートしてくれる先輩はいるのですが、多くのユーザが実際に使っているサービスに自分が手を加えるのは、ワクワクする反面、少しプレッシャーに感じることもありました。

 

デメリット③:トラブルが発生すると対応に追われて帰宅時間が遅れることも

トラブルが発生しないように準備をした上で夜勤の日を迎えるのですが、想定していなかった問題は、やっぱり起こります

対応に追われて、気づいたらお昼の遅い時間になっていた、ということも。

 

夜勤の少ないエンジニアになる方法

メリット・デメリットそれぞれあるエンジニア夜勤ですが、やはり頻繁に参加するのは避けたいという人も多いでしょう。

最後に、夜勤の少ないエンジニアになる方法を紹介します。

 

夜勤が必要な理由

 

エンジニア
エンジニア

そもそも夜勤って何で必要なの?

三年坊主
三年坊主

『夜作業する理由』と『出勤する理由』、2つの側面から考えてみましょう。

 

  • ①(夜作業する理由):サービスを全停止すべき/した方がいい作業がある
  • ②(夜作業する理由):サービスの機会損失を最小限にする
  • ③(出勤する理由):トラブル発生時の対応速度をあげる

 

①(夜作業する理由):サービスを全停止すべき/した方がいい作業がある

特に古いシステムでは、新しい機能の追加・バグの修正を行うときに、サービスを全停止して作業する必要があります。

※最近では、サービスを一部停止して順次作業できるシステム構成も多くなりました。この場合は日中に新機能を追加・バグ修正できるので、夜勤が発生しにくいです。

または単純に「(データの整合性を考えると)サービスを全停止して作業した方が安全」というケースもありました。

 

②(夜作業する理由):サービスの機会損失を最小限にする

「利益を得る機会の損失を最小限にする→ユーザが少ない時間帯にサービスを停止する→深夜に作業する」という流れで、深夜に作業する理由が生まれやすいです。

 

③(出勤する理由):トラブル発生時の対応速度をあげる

複数メンバーが同じ場所にいることで、情報共有と役割分担がスムーズにできてトラブル対応が素早く行えました。

逆に言えば、トラブルの起こりにくい単純な作業であれば、自宅から作業することもあります。

 

夜勤の有無を入社前に見分ける方法

  • 面接で直接聞いて確認する
  • 対外発表資料や技術ブログなどでシステム構成について調べる
  • キャンペーンやセールの頻度を知る

※キャンペーンやセールの開始時間帯に、ユーザが急増してサービスに問題がないか状態を監視することがあるため。厳密には「夜勤」よりは「時差勤務」ですが、生活リズムがずれることには変わりないので。

とは言っても、「夜勤ありますか?」とダイレクトに聞きづらかったりしますよね。

転職エージェントを利用すると、面接の場で聞きにくいことを代わりに聞いてくれたり、面接の場だけでは分からない企業の内情を教えてくれるので安心です。

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入社後に夜勤を減らす方法

  • トラブルに対応できるエンジニアが多いチームで働く
  • 24時間稼働していることが重要なサービスに関わらない
  • ホットデプロイや障害時の自動復旧など、技術を導入して夜勤の必要性を減らす

 

※24時間稼働していることがそこまで重要ではないサービスは、例えば社内向けのWebサービスなどがあります。定時直後に時々メンテナンスモードに入る社内向けサービスがあったりなかったり・・・。

 

夜勤が必要な理由と、それを踏まえて夜勤の少ないエンジニアになる方法を考えてみました。

「夜勤をどの程度まで受け入れられるか」という一人一人の選択になってきますが、24時間稼働するサービスを人間が運用している場合には、誰かが夜勤で支えている可能性を頭の片隅に入れておくと、ハッピーなキャリア選択ができるかもしれません。

新しい技術をうまく活用したり、環境をうまく選んだりして、夜勤の少ない快適なエンジニア生活を送りましょう。

 

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