仕事中に効率よく技術力を向上させたい「中の下」エンジニアの疑問に答えます。
エンジニアとして技術力を向上させる方法を知りたい。仕事中に効率よく実力をアップさせるにはどうすればいいだろう。
投資エンジニアの三年坊主(@SannenBouzu)です。
「中の下」エンジニアとして、いわゆる「技術オタク」ではない私も、仕事の時間を活用して技術力を少しずつ向上させてきました。
この記事では、エンジニアが仕事中に技術力を向上させる方法と、その中でも特に「学び直し」のメリットについて紹介します。
- エンジニアが仕事中に技術力を向上させる方法を知りたい方
- 時間をかけても仕事が終わらない…「行き詰まり」に悩む方
- なぜ技術力を向上させるのか、目的を見失っている方
エンジニアが技術力を向上させる4つの方法【仕事中に試せる】
仕事の時間を使ってなるべく効率よく技術力を向上させる方法を実践しましょう。
ドキュメント・ソースコードを読む
与えられた課題を解決する時に、使っている言語やフレームワークのドキュメント・ソースコードにきちんと目を通しましょう。
解説が不正確だったり、ただ「試してみた」結果だけが載っている日本語サイトをそのまま鵜呑みにしてしまうと、技術力もアップしないし、もっと悪いと意図しないバグを作り込んでしまったりする危険もあります。
もちろん、噛み砕いて解説してくれる日本語サイトが増えていること自体は素敵だと思います!
日本語サイトでいくら探しても見当たらない内容がドキュメントにさらっと書いてあること、見落としていた前提条件がソースコードに書かれていることも、結構多いです。
日本語サイトだけに頼らないで、言語やフレームワークが内部でどのような処理をしているか知ることが、効率のいいスキルアップにつながります。
勝手にコードレビューする
自分がレビューアーではなくても、チームメンバーが書いたコードをレビューしてコメントを書き込んでみましょう。
- 自分が担当していないサービスへの理解が深まる
- メンバーが技術を実際のサービスにどう活かそうとしているか知れる
また、自分以外の人がどのようなコメントをしているか注意して見てみましょう。
特に、実力のあるシニアエンジニアがメンバーのコードにどのような指摘をするか学べるのは、技術力向上を目指すエンジニアにとっては大きなメリットです。
新規サービス・新規機能の設計をする
サービスや機能を新しく開発する機会があれば、技術選定や設計段階から積極的に関わっていくのがおすすめです。
- 複数ある技術の中でなぜ特定の技術を選ぶのか説明できるようになる
- 技術を実際のサービスにどう活かすか学べる
もし、現在の職場でそのような機会がなければ、
- 業務の困りごとを解決する社内ツールを作る
- 社内公募や転職
といった形で機会を作るのもありだと思います。
本・研修・講座で体系的に勉強する「学び直し」
業務に必要な知識が根本的に足りていないと気づいたら、本・研修・講座を使って体系的に勉強する「学び直し」が、効率よく技術力を向上させるためのいい方法です。
未知の分野を手探りで学ぶとかえって遠回りになることも多いですし、一度学んだからと言ってその技術を使いこなせるほど理解できているとも限りません。
大学までで学んだ知識だけで一生勝負するのは難しいし、そもそもする必要もないんですよね。
業務と無関係でなければ、インプットのための時間を確保して、本を読んだり、会社の研修に参加したり、Coursera、Udacity、Udemyといったオンライン講座に参加してみましょう。
エンジニアが「学び直し」で技術力を向上させる2つのメリット
単純に「技術力が上がる」ということにとどまらない、エンジニアが「学び直し」をするメリットを紹介します。
時間をかけても仕事が終わらない「行き詰まり」を減らせる
日々の仕事に直接活きるメリットとしては、仕事での行き詰まりが減ることが大きいです。
そもそもの前提知識や考え方がズレていると、いくら時間をかけても大したアウトプットができないですよね。体系的に知識を得る「学び直し」でそのような事態を防げます。
結果として、普段の仕事でも
- 「丸一日同じ作業に時間を取られてクタクタ…」
- 「今日一日何だったんだろう…」
みたいに行き詰まることが減ります。
早く仕事が終わった分、家に早く帰るのも自由、余っている仕事に手を出すのも自由。あなたはどうしますか?
学び直した内容が次の仕事につながる
今の仕事の土台になる内容を体系的に勉強すれば、その内容を次の仕事につなげることも可能です。
「興味があるけど今の仕事と直接関係ないから…」と諦める必要はありません。
今の仕事で行き詰まりを解消して成果を出せているので、やりたいと手を挙げた仕事をゲットしやすくなっていますし、土台がしっかりしていれば次の仕事でもまた成果を出しやすくなります。
土台からわざわざ学び直す人って意外と少ないので、与えられた仕事だけから学ぶ人より一歩リードできますね。
技術力の向上は手段:目的に沿った必要な技術を磨く
技術力の向上そのものはあくまで手段であって目的ではないはず。 目的をはっきりさせて、そのために技術力が必要なら身につけましょう。
エンジニアとして達成したい目的から必要な技術力を逆算する
あなたがエンジニアとして達成したい目的は何ですか?
エンジニアとして達成したい目的をはっきりと決めて、必要な技術力を逆算しましょう。
- 上司に評価されたい:上司が評価してくれる技術
- 転職して年収を上げたい:自分が働きたい職種に応募する職務経歴書に書ける技術
- 高単価の案件を獲得したい:フリーランスエンジニアの市場で求められる技術
上司に評価されていない現状を改善したい方はご覧ください。
業務に関連する目標設定に悩んでいる方はご覧ください。
名著『7つの習慣』は、「終わりを思い描くことから始める」=目的をはっきりさせることの大切さについて触れています。
まとめ:仕事中に学び直せる現場で効率よく必要な技術力を向上させよう
エンジニアが技術力を向上させる4つの方法と、特に「学び直し」のメリットを紹介しました。
「仕事中に試せる」ことを前提にしていましたが、仕事中に技術力向上のための時間を全く割けない場合、自分の技術の幅も与えられた仕事次第の「運ゲー」になってしまいます。
書籍購入や研修や講座のサポートが充実していたり、取り組む仕事の自由度が大きかったり、社員の「学び直し」を支援してくれる会社って実は意外とあります。
仕事中に学び直せる現場で効率よく必要な技術力を向上させましょう。
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