こんにちは。投資エンジニアの三年坊主(@SannenBouzu)です。
今回は、転職した後に「職場と合わない」「仕事ができない」と悩みたくない方の疑問に答えます。
転職してから「職場と合わない」「仕事ができない」と悩みたくない。アフターフォローがある転職エージェントもあるけど、アフターフォローでどうにかなるものなのか?
転職してから「実は◯◯だった」とギャップに気づいて後悔したくないですよね。
転職エージェントのアフターフォローで、そうしたギャップに対応するためのサポートを得ることはできますが、できることなら不安の種は事前に減らしておきましょう。
この記事では、アフターフォローに依存しすぎず、転職エージェントを使い倒す事前準備を紹介します。
- 転職した後に「職場と合わない」「仕事ができない」と悩みたくない方
- 転職エージェントのアフターフォローって実際意味あるの?と疑問の方
- アフターフォローに依存せず、転職エージェントを使い倒す事前準備について知りたい方
転職後に「職場と合わない・仕事ができない」…ギャップは少なからず生じる
大前提として、転職前に抱いていたイメージとのギャップが生まれることは仕方がないと考えましょう。
働く組織が変われば、周りの人間や取り組む仕事も変わるので、ある意味当然と言えますが、具体的にどのようなギャップを感じることが多く、転職自体を後悔するような可能性はどのように減らせるのでしょうか。
“転職経験者が感じやすいギャップは、「人間関係」「社風」「仕事内容」”【アンケート】
多くの転職経験者と接する転職コンサルタントへのアンケートによると、「人間関係」「社風」「仕事内容」にギャップを感じる転職経験者が多いようです。
確かに、数字で確認しにくい、実際に働いてみないとよく分からない項目という感じがします。
「転職後にどのようなギャップを感じている方が多いですか?」と転職支援のプロであるコンサルタントに質問したところ、第1位は「人間関係(上司・部下・同僚など)が合わなかった」(50%)。第2位は「社風が合わなかった」(46%)、第3位は「仕事内容が想定と異なっていた」(38%)でした。
エージェントによる転職後アフターフォローの効果と限界
上記アンケート記事でも「事前の情報収集が鍵」と主張していて、私もおおむね賛成です。
一方で、転職エージェントを経由した転職において「アフターフォロー」が行われることもあります。
転職してからの「アフターフォロー」にはどのような効果があるのでしょうか。
効果:転職後に生じる不満や不安を気軽に相談できる環境で、苦労を乗り越える知恵と視点のインプット・自分の状況を客観的に整理できる
例えば、私も転職の相談で利用したレバテックキャリアでは、入社3~6か月後にレバテックの担当者とランチで状況を確認する機会があります。
「職場の人間関係になじめない」「仕事がうまくいかない」といった具体的な不満を相談することができ、担当者の経験や過去の応募者が取った対応方法など、自分以外の知恵と視点を取り入れながら、新しい職場でうまくやっていくヒントを得られるでしょう。
また、担当者と対話しながら、自分の状況を客観的に整理できるのもメリットです。
悩みを1人で抱えてしまい、問題が全然解決しない経験が多い人には、特に効果があると思います。
限界:企業の人事に踏み込んだ具体的な交渉で状況を好転させてもらうことは期待しにくい
転職エージェントのアフターフォローには限界もあります。
- サポートに過ぎないので転職先企業の状況を好転させられる保証はない
- 転職先企業から受け取る仲介料で成り立つビジネスなので「転職後すぐに辞めない」ことを前提に話が進む可能性が高い
例えば、「希望した職種と違う!」などの不満があった時、希望を改めて伝えてもらうことはできるかもしれません。
ですが、企業に「直近で組織変更があって、どうしてもこの職種でお願いすることになってしまった」と言われてしまえば、転職エージェント側にできることは少ないのではないでしょうか。
アフターフォローより大事な、転職エージェントを有意義に使い倒す3つの事前準備
「アフターフォロー」がある転職エージェントで転職するとしても、アフターフォローに依存しすぎず、事前準備の段階から転職エージェントを使い倒す意識を持つのがちょうどいいと思います。
転職する前の「事前準備」として、具体的には何を行うべきでしょうか。
「アフターフォローより事前準備が大事」というのは、求職者であるあなたと転職エージェントの利害関係からも考えることができます。
転職前は「求職者が現職を離れて転職すること」にお互いメリットがありますが、転職後に不満やギャップを感じた場合、転職エージェントにとっては引き続き「求職者が転職先企業に残ること」にメリットを感じる一方、あなたにとっては不満を減らす手段として「転職先企業を離れること」にメリットを感じる可能性も否定できないからです。
あくまで一般論ですが、ビジネス上の利害関係が一致する相手からより多くの協力を引き出しやすい(少なくとも利害が一致しているに越したことはない)でしょう。
準備①「合わない」不安を減らす
人間関係のミスマッチを完全に防ぐことは難しいですが、例えば以下のようなアクションを、転職エージェントまたは自分自身で設定することで、「新しい職場に合わない」不安を減らすことができます。
- 新しい部署で一緒に働く社員に会う(1人ではなく複数人)
- 可能なら何日か働かせてもらい仕事の進め方や人間模様を観察する
面談や面接を通して上司やリーダー格の人に会う機会は当然あると思いますが、できれば彼らを交えず一般のメンバーだけと個別に話す機会を作れると、飾らない率直な意見を聞けるかもしれません。
準備②「仕事できない」不安を減らす
仕事内容のミスマッチを減らすために、以下のような事前準備をしておくと、転職後に感じるギャップを少なくすることができます。
- 前職の有給消化中に勉強する
- 選考で課題を出してもらい任される仕事のレベルを具体的に知る
- 事業の方向性や組織変更の可能性を聞く
私も部署異動する時に複数回面接・選考がありましたが、どのようなスキルが求められるかイメージが持ててありがたかったです。
「仕事ができない・・・」と悩んでしまう場合、自分に対する期待値を最初から上げすぎて苦しくなっている可能性もあります。
常にトップを狙うのか、そこそこで乗り切るのか、スレスレ底辺を這うのか。会社の中でどの程度活躍したいのか、会社基準にならず自分の基準を持っておきましょう。
準備③「何と引き換えに何を得る転職なのか」明確にする
最後に、
- 人間関係
- 社風
- 仕事内容
- 給料
などについて、妥協できる基準を決めておき、今回の転職で「何と引き換えに何を得る」のか明確にしておくことが大事です。
多くの場合、自分の要求を完全に満たしてくれる職場を見つけるのは難しいので、「将来的に仕事を自由に選べるスキルを身につけるために一旦収入を横ばいにする」など、場合によっては何かを犠牲にする必要もあるかもしれません。
ビジネス人生を充実させようと願い、転職の可能性も視野に入れている読者に、一つアドバイスしよう。それは、転職する際には「テーマを持て」ということだ。
次の転職が「時間」・「お金」・「自由」のどれを目指したものかを明確に意識しよう。もちろん、犠牲にするものがあればそれも気にとめておこう。そして、どうしたらいいか迷った時には、これらの3要素の何が不足なのか、自分には何があるのか、と順々に考えていくと、案外簡単に答えが出る。
まとめ:アフターフォローは役には立つが事前準備の方が大切
転職してからもサポートしてくれる「アフターフォロー」の仕組みはありがたいですよね。
ですが、「アフターフォロー」があるからと言って何も準備せず気軽に転職してしまうと、予想していなかったギャップに後悔してしまうかもしれません。
「何を得る転職なのか明確にする」「現場の複数社員と会う」などの事前準備をして、「アフターフォロー」でカバーできないような大きなギャップが生まれるのを防ぎましょう。
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